静岡県市町別の出生率「長泉町がトップ」

静岡新聞掲載記事より

県は13日、市町別の合計特殊出生率(2003~07年)を公表した。子育て環境を整える県事業「しずおか"富2(じ)3(さん)っ子"応援プロジェクト」の推進で、県民に地域の実情を知ってもらうのが狙い。

県全体の合計特殊出生率は1.44で、全国は1.31。最も出生率が高かったのは長泉町の1.70で、河津町1.66、御前崎市1.65が続いた。低かったのは熱海市の1.14、岡部町の1.22など。定例会見でデータを示した川勝平太知事は「市町は子どもを安心して産み、育てられる環境作りに軸足を移してほしい」と述べ、各地域での創意工夫を呼び掛けた。

プロジェクトは若い世代に2~3人の子供を産み、育ててもらう環境整備を進める。市町の子育て支援策を補助する「地域子育て創生事業費助成」に2億円を盛り込み、県事業として 「しずおか子育て応援隊」 の養成講座や保育ママ推進、子育て支援のNPOなどの立ち上げ支援などに取り組む。


長泉町広報「ながいずみ」 2009.8.1号より